5月末に15年間お世話になったアクセンチュアの仕事を終了する。アイビーエム28年、ジャストシステム1年、アクセンチュア15年、計44年間組織で働いた。この数年は設立したベンチャーと新規事業支援を目途とするITバリューアソシエイツ(株)に重心を置き始めたが、今までと違う感慨がある。
100%何をやっても良い、という環境は初めてだ。そんな意識でまわりを見ると様々な機会に満ちた世界がある。どこに飛び込んでも良いのだ。チャンスを求めているエネルギッシュな若者がいる、永年抱えた商材を世に送り出したいシニアがいる、すぐれたイノベーションを見つけたミドルがいる。
いいね、と思う商材を大手企業の役員などの経営陣に紹介し、日本の宝と思えるこれらを世に送り出そうと持ちかけるが、なぜか大手企業の対応は冷たい、遅い、出来ない理由が先に来る。失われた20年の大きな原因の一つがここにありそうだ。
イノベーションは辺境の地から起こる、という言葉がある。大手企業の辺境の地はベンチャーではないかと思う。ならば、何故、ベンチャーから気付こうとしないのか、良ければM&Aしようとならないのか?居心地の良い現状維持が最善という世界へどっぷりつかった衰退への道を歩み始めているのか?
3月28日に「小さな経済と地域新生」をテーマにビジネスモデル学会の春季大会を開催した。地域で先進的な取り組みをしている5人の講師に登場いただいた。詳しくはHPを参照いただきたい。
http://www.biz-model.org
いずれも興味津々、これからは地方が面白い!皆で地方へ行こう!
さて、第三の人生をどこに向けようか?
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